新たな転機はすぐそこに
少し前にリストラの危機があり、対策を打った効果があったのか、その危機は回避されたかに見えました。
しかし世の中そんなに甘くはありません。
クライアントは、今の私の能力を超える仕事の結果を期待しており、そのレベルは時間とともに上がって行く一方です。
ポジティブに考えれば、そのおかげで努力することでスキルが上がっていくので良いことだとも言えますが、頑張ってもレベルが届かない場合には、リストラの脅威に晒されることになってしまいます。
私はシステムエンジニアを長年やっていて、ある一つのシステムの開発に携わったことがきっかけで、もう何年もの間、そのシステム一筋にメンテナンス業務をしてきました。
メンテナンス(維持または保守とも言う)の仕事は開発とは違い、設計やプログラム製作の仕事はほとんどありません。
トラブルが起こった場合は即対応しなければならず、夜中でも休みの日でも急に呼び出されることはありますが、それを除けば、時間に追われる開発業務よりもずっと楽です。
それだけに、この仕事に安住し過ぎてしまったところがあり、スキルアップしようとする意識に欠けてきていたと思います。
というのは、今の仕事を退いた場合のことを考えてみると、次の新しい開発プロジェクトに入ったときに、果たしてやっていけるのかと、非常に不安に思えてくるからです。
また、IT分野にはどんどん新しい技術が出てきて、それに着いていくのが難しいと感じています。
そして私自身、これから先もこの職種のまま続けていけるのかどうか自信がないと思うことが多くあります。
もう少し歳を取ると、きっと続けていくのは無理でしょうから、何か考えておく必要があります。
当面はリストラされることはなさそうですが、近いうちに今の職場を離れることになると思います。
できればリストラされる前に、次の職場を見つけてから、自ら退くという形を取りたいと思っています。
新たなる「転機」が、すぐそこまで近づいてきています。