ガッツ小笠原選手の引退試合
今シーズンは中日の山本昌投手を始めとして、プロ野球のベテラン選手の多くが引退しました。
中でも小笠原選手の引退試合は感動的でした。
その試合は、残念ながらドラゴンズが負け、引退に花を添えることはできませんでしたが、最後まで全力プレーを見せてくれたその姿は、私の目に焼きついています。
小笠原選手といえば、以前WBCで日本代表の一人として活躍していたときの勇姿が印象に残っています。
まさに「侍」と称するにふさわしい雰囲気を持っていて、本当にカッコいいなと思いました。
その小笠原選手がジャイアンツに移籍したときは、ドラゴンズファンの私としては、複雑な心境になりました。
中日・巨人戦の中継を見てドラゴンズを応援しているとき、ビンチの場面で小笠原選手が出てくると、抑えてほしいけど打ってほしいという矛盾した気持ちになったことを覚えています。
その後ドラゴンズに来てくれたときには、本当に嬉しく思いました。
やっぱりサムライには髭が似合います。
代打専門になっても、そのカッコ良すぎる活躍にシビレル場面が何度もありました。
しかし小笠原選手が二軍落ちした頃からチームは低迷し、不本意なゲームが目立つようになりました。
そして迎えた巨人戦での引退試合、試合終了後にドラゴンズだけではなく、ジャイアンツの選手までもが、小笠原選手の胴上げに参加していた光景は、非常に感動的でした。
他のベテラン選手の引退試合では、ほとんどが泣いていましたが、小笠原選手だけは最後まで涙を見せませんでした。
そんなところにも、彼の男気を感じました。
引退後はドラゴンズの二軍監督をやるということで、ここ数年低迷が続いているチームをきっと立て直してくれると期待しています。